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2025.09.26
目次
試着室が売上の分かれ目になる理由
「商品を手に取ってもらえるのに、なかなか購入に至らない」 小売業界でよく聞かれるこの悩み、実は外国人のお客様の場合、試着室での対応が大きく影響していることをご存知でしょうか。
実は、試着室での英語対応を改善しただけで売上が大幅に向上した店舗が数多くあります。アパレル関係では、試着室での安心感や満足度が購入決定に直結するため、この部分の英語対応は極めて重要なのです。
今回は、なぜ試着室での英語対応がこれほど重要なのか、そして明日からでも実践できる改善方法をお伝えします。
外国人客の小売店での購買行動パターン
慎重な購買プロセス
外国人のお客様は、日本人以上に慎重に商品を選ぶ傾向があります。特に衣類の場合、サイズ感や素材感を実際に確認したいという要望が強く、試着は必須のプロセスとなっています。
文化的な違いによる不安
海外では試着が当たり前の文化ですが、日本の試着室のルールや使い方がわからず、不安を感じる外国人客も多くいます。「試着してもいいのか?」「どこで試着すればいいのか?」という基本的な疑問を持っています。
質問への期待値が高い
外国人のお客様は、店員に積極的に質問をする文化で育っています。「この素材は何ですか?」「洗濯方法は?」「他の色はありますか?」など、購入前に詳細な情報を求める傾向があります。
試着室対応で失敗する典型的なパターン
失敗パターン1:試着室の場所を教えられない
「Where is the fitting room?」(試着室はどこですか?)と聞かれて、身振り手振りだけで対応してしまうケース。お客様は不安なまま試着室を探すことになります。
失敗パターン2:試着後のフォローがない
試着室から出てきたお客様に声をかけられず、結果的に購入を検討する機会を逃してしまうケース。外国人客は店員からの積極的なサポートを期待しています。
失敗パターン3:サイズ交換の提案ができない
「少し大きいかな?」と感じているお客様に、他のサイズを提案できないケース。適切な提案があれば購入に繋がったかもしれません。
失敗パターン4:商品説明が不十分
素材やお手入れ方法について質問されても、英語で説明できないため、お客様が購入を躊躇してしまうケース。
カタカナ英語で解決!試着室必須フレーズ集
試着の提案・案内
「ウッド ユー ライク トゥ トライ イット オン?」 (Would you like to try it on?)
「ザ フィッティング ルーム イズ オーバー ゼア」 (The fitting room is over there)
「フォロー ミー プリーズ」 (Follow me, please)
試着室の使い方説明
「プリーズ テイク オフ ユア シューズ」 (Please take off your shoes)
「ハング ザ クローズ オン ザ フック」 (Hang the clothes on the hook)
「ドント ヘジテイト トゥ コール ミー」 (Don’t hesitate to call me)
試着後のフォロー
「ハウ ダズ イット フィット?」 (How does it fit?)
「イット ルックス グレート オン ユー」 (It looks great on you)
「ウッド ユー ライク トゥ トライ ア ディファレント サイズ?」 (Would you like to try a different size?)
サイズ関連
「ディス ワン イズ トゥー ビッグ」 (This one is too big)
「レット ミー ゲット ア スモーラー サイズ」 (Let me get a smaller size)
「ウィー ハブ エス, エム, エル サイズ」 (We have S, M, L sizes)
色・デザイン提案
「ウィー ハブ ザ セイム ワン イン ブルー」 (We have the same one in blue)
「ディス カラー スーツ ユー ベター」 (This color suits you better)
サイズ・素材・お手入れ方法の英語説明術
日本のサイズ表記の説明
外国人のお客様にとって、日本のサイズ表記は分かりにくいものです。適切な説明で安心して購入していただけます。
「ジャパニーズ エム サイズ イズ スモーラー ザン アメリカン エム」 (Japanese M size is smaller than American M)
「ディス イズ アバウト ユーエス サイズ エス」 (This is about US size S)
素材の説明
「イッツ メイド オブ コットン」(綿製です)
「イッツ ア コットン アンド ポリエステル ブレンド」(綿とポリエステルの混紡です) 「イッツ ベリー ソフト アンド コンファタブル」(とても柔らかくて着心地が良いです)
洗濯・お手入れ方法
「ユー キャン ウォッシュ イット バイ ハンド」 (Hand wash recommended)
「ドライ クリーニング オンリー」 (Dry cleaning only)
「マシーン ウォッシャブル」 (Machine washable)
試着室から始まる顧客満足度向上!カタカナ英語なら即効性あり
試着室での英語対応は、単なる言語のバリアフリーではありません。お客様との信頼関係を築き、購入につなげる重要な接点なのです。
そのために完璧な英語力は必要ありません。カタカナ英語なら1日の研修で基本的な試着室対応ができるようになります。お客様が求めているのは、完璧な英語ではなく、心のこもったコミュニケーションなのです。
試着室は、お客様が最も購入を意識する場所です。そこで英語による心のこもった接客ができれば、必ずお客様の心に響きます。そして、その感動は必ずSNSを通じて世界中に広がっていくでしょう。
「Can I try this on?」(試着できますか?)という質問に、笑顔で「Of course!」(もちろんです!)と答えられる。たったそれだけで、あなたの店舗は外国人のお客様にとって特別な場所になるのです。
明日から、試着室での英語接客を始めてみてください。きっと、お客様の購買行動の変化に驚かれることでしょう。
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執筆者紹介

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長谷川 雄一朗
カタカナ英会話ジェッタ代表 / 株式会社JETTA代表取締役
愛知県名古屋市出身。明治大学法学部を卒業後、大手海運会社に勤務。半導体商社のベンチャー企業に転身すると同時に起業し、英会話スクール株式会社JETTAの代表取締役となる。貿易実務や海外展示会出展などの経験を活かしたBtoBの海外営業を得意とする。株式会社JETTAでは自身の経験を活かし、日本人の英語への苦手意識を改善し、自信を持って国内外で活躍できる人材の育成に務める。













