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2025.10.21
前回の「挨拶編」では、基本的な挨拶フレーズをご紹介しましたが、多くのゴルフ場関係者から「挨拶の次に困るのが予約確認とチェックイン手続きだ」という声をいただきました。
確かに、挨拶はできても、予約内容の確認、料金の説明、ロッカーキーの手配など、具体的な業務になると英語での対応が難しくなります。しかし、この部分がスムーズにできるかどうかで、お客様の安心感は大きく変わるのです。
実際に、涼仙ゴルフ倶楽部様(三重県いなべ市)では、受付スタッフが予約確認とチェックインの英語対応を身につけたことで、外国人のお客様からの「手続きがスムーズで安心できた」という評価が増え、リピート率の向上につながりました。
今回は、ゴルフ場のフロント業務で最も重要な「予約確認・チェックイン」に特化したフレーズをご紹介します。
目次
なぜ予約確認やチェックインでの英語対応が重要なのか
予約内容の確認が曖昧だと、後々トラブルになります。人数、プレー時間、料金など、重要な情報を英語で正確に確認できることは、お客様とゴルフ場双方にとって重要です。
また、チェックイン手続きがもたついてしまうと、お客様は不安になります。「本当に予約は取れているのか?」「料金は間違っていないか?」という疑念を持たれてしまいます。
逆に、英語でテキパキと手続きが進めば、「このゴルフ場はプロフェッショナルだ」という信頼感が生まれます。
富裕層のお客様ほど、スマートな対応を期待されますので、予約確認からチェックインまでの流れが英語でスムーズに進むことは、ゴルフ場の格を高めることにもつながります。
基本的な流れと必要なフレーズ
ゴルフ場での予約確認・チェックインは、以下のような流れで進みます。それぞれの段階で使えるフレーズを見ていきましょう。
ステップ1:来場確認と予約者名の確認
ステップ2:予約内容の確認(日時・人数・コース)
ステップ3:料金の確認と説明
ステップ4:追加サービスの確認(カート・キャディー)
ステップ5:書類記入のお願い
ステップ6:ロッカーキーの手配
ステップ7:スタート時間とコース案内
【ステップ別】すぐ使えるカタカナフレーズ集
ステップ1:来場確認と予約者名の確認
【挨拶後の基本フレーズ】
「グッド モーニング!ウェルカム トゥ アワ ゴルフ クラブ」 (Good morning! Welcome to our golf club)
まずは明るい挨拶から。前回の挨拶編で学んだフレーズです。
「ドゥ ユー ハブ ア リザベーション?」 (Do you have a reservation?)
予約の有無を確認する基本フレーズ。
「メイ アイ ハブ ユア ネーム プリーズ?」 (May I have your name, please?)
予約者名を尋ねる際の丁寧な表現。
「キャン ユー スペル ユア ラスト ネーム プリーズ?」 (Can you spell your last name, please?)
名前の綴りが分からない時に。聞き取れなくても、これで確実に確認できます。
「ワン モーメント プリーズ」 (One moment, please)
システムで予約を検索する間の一言。お客様を待たせる時に必ず使いましょう。
ステップ2:予約内容の確認
【予約が見つかった時】
「イエス、アイ ファウンド ユア リザベーション」 (Yes, I found your reservation)
予約が確認できたことを伝える安心の一言。
「レット ミー コンファーム ザ ディテイルズ」 (Let me confirm the details)
詳細を確認することを伝えます。
【日時の確認】
「ユア ティー タイム イズ テン サーティ エー エム」 (Your tee time is 10:30 AM)
スタート時間を確認。時間は特にゆっくり、はっきりと。
「トゥデイ、ジャニュアリー フィフティーンス」 (Today, January 15th)
日付も念のため確認しましょう。
【人数の確認】
「フォー プレイヤーズ、ライト?」 (Four players, right?)
予約人数を確認。「right?」を付けることで、確認の意図が伝わります。
「イズ エブリワン ヒア?」 (Is everyone here?)
全員揃っているかの確認。
【コースの確認】
「ユー ブックド ザ イースト コース」 (You booked the east course)
予約したコース名を伝えます。
ステップ3:料金の確認と説明
料金に関する説明は、トラブルを避けるために特に重要です。
「ザ グリーン フィー イズ フィフティーン サウザンド エン パー パーソン」 (The green fee is 15,000 yen per person)
グリーンフィー(プレー料金)を説明。金額はゆっくり、はっきりと。
「ディス インクルーズ ザ カート フィー」 (This includes the cart fee)
カート代込みであることを説明。
「ザ キャディー フィー イズ セパレート」 (The caddie fee is separate)
キャディーフィーが別料金であることを明確に。
「ザ トータル イズ シックスティ サウザンド エン フォー フォー ピープル」 (The total is 60,000 yen for four people)
合計金額を伝えます。
「ユー キャン ペイ アフター ユア ラウンド」 (You can pay after your round)
支払いはプレー後であることを説明。
ステップ4:追加サービスの確認
【カートの確認】
「ウッド ユー ライク トゥ レント ア カート?」 (Would you like to rent a cart?)
カートの利用を確認。
「ワン カート フォー フォー プレイヤーズ?」 (One cart for four players?)
カートの台数を確認。
【キャディーの確認】
「ウッド ユー ライク ア キャディー?」 (Would you like a caddie?)
キャディーの希望を確認。
「ワン キャディー フォー トゥー プレイヤーズ」 (One caddie for two players)
通常は2人に1人のキャディー配置であることを説明。
【レンタルクラブの確認】
「ドゥ ユー ニード トゥ レント ゴルフ クラブズ?」 (Do you need to rent golf clubs?)
レンタルクラブの必要性を確認。
「ウィー ハブ レフト ハンド アンド ライト ハンド クラブズ」 (We have left hand and right hand clubs)
左利き用・右利き用両方あることを伝える。
ステップ5:書類記入のお願い
「プリーズ フィル アウト ディス フォーム」 (Please fill out this form)
書類への記入をお願いする基本フレーズ。
「ユア ネーム、アドレス、アンド サイン ヒア プリーズ」 (Your name, address, and sign here, please)
記入内容を具体的に指示。指差しながら説明すると分かりやすくなります。
「ジャスト ア サイン イズ オーケー」 (Just a signature is OK)
サインだけでOKの場合。
「テイク ユア タイム」 (Take your time)
ゆっくり記入していただいて構わないことを伝える気遣い。
ステップ6:ロッカーキーの手配
「ヒア アー ユア ロッカー キーズ」 (Here are your locker keys)
ロッカーキーを渡す時の基本フレーズ。
「ユア ロッカー ナンバーズ アー フィフティーン、シックスティーン、セブンティーン、アンド エイティーン」 (Your locker numbers are 15, 16, 17, and 18)
複数のロッカー番号を伝える時。数字は特にゆっくりと。
「ザ ロッカー ルーム イズ オン ザ セカンド フロア」 (The locker room is on the second floor)
ロッカールームの場所を案内。
「ターン ライト アット ザ エレベーター」 (Turn right at the elevator)
具体的な行き方を説明。身振りも加えると分かりやすい。
ステップ7:スタート時間とコース案内
「ユア ティー タイム イズ テン サーティ」 (Your tee time is 10:30)
改めてスタート時間を確認。
「プリーズ ビー アット ザ スターティング ティー バイ テン フィフティーン」 (Please be at the starting tee by 10:15)
15分前集合をお願いする表現。
「ザ スターティング ティー イズ アウトサイド」 (The starting tee is outside)
スタート地点の場所を案内。
「フォロー ザ サインズ」 (Follow the signs)
案内表示に従っていただくようお願いする。
「ハブ ア グレート ラウンド!」 (Have a great round!)
チェックイン完了時の締めの挨拶。笑顔で送り出しましょう。
よくある質問への対応フレーズ
チェックイン時には、お客様から様々な質問が寄せられます。よくある質問への対応フレーズを覚えておきましょう。
天気に関する質問
Q: 「ワッツ ザ ウェザー フォーキャスト?」(天気予報は?)
A: 「イッツ サニー オール デイ」 (It’s sunny all day / 一日晴れです)
A: 「ゼア マイト ビー サム レイン ディス アフターヌーン」 (There might be some rain this afternoon / 午後雨が降るかもしれません)
施設に関する質問
Q: 「ウェア イズ ザ レストラン?」(レストランはどこですか?)
A: 「イッツ オン ザ ファースト フロア」 (It’s on the first floor / 1階にあります)
Q: 「イズ ゼア ア プロ ショップ?」(プロショップはありますか?)
A: 「イエス、イッツ ネクスト トゥー ザ フロント デスク」 (Yes, it’s next to the front desk / はい、フロントの隣にあります)
プレーに関する質問
Q: 「ハウ ロング イズ ザ コース?」(コースの長さは?)
A: 「イッツ シックス サウザンド ヤーズ」 (It’s 6,000 yards / 6,000ヤードです)
Q: 「キャン ウィー ウォーク?」(歩いてプレーできますか?)
A: 「イエス、バット ウィー リコメンド ユージング ア カート」 (Yes, but we recommend using a cart / はい、ただしカート使用をお勧めします)
キャンセルポリシーの質問
Q: 「ワッツ ユア キャンセレーション ポリシー?」(キャンセルポリシーは?)
A: 「イフ ユー キャンセル トゥデイ、ゼア イズ ア フィフティ パーセント チャージ」 (If you cancel today, there is a 50% charge / 当日キャンセルは50%のキャンセル料がかかります)
トラブル対応:予約が見つからない時
予約が見つからない時こそ、冷静な英語対応が求められます。
「アイム ソーリー、アイ キャント ファインド ユア リザベーション」 (I’m sorry, I can’t find your reservation)
まずは状況を正直に伝えます。
「メイ アイ チェック ディファレント ネーム?」 (May I check a different name?)
別の名前で予約されている可能性を確認。
「ドゥ ユー ハブ ア コンファーメーション ナンバー?」 (Do you have a confirmation number?)
予約確認番号があれば検索しやすくなります。
「レット ミー チェック ウィズ マイ マネージャー」 (Let me check with my manager)
自分で解決できない場合は、上司に相談することを伝える。
「プリーズ ウェイト ア モーメント」 (Please wait a moment)
少し時間をいただくことを丁寧にお願い。
「ウィー キャン アコモデイト ユー トゥデイ」 (We can accommodate you today)
当日対応可能であることを伝えて安心させる。
チェックイン業務を効率化するコツ
コツ1:よく使うフレーズを書き出しておく
カウンターの見えない場所に、よく使うフレーズのカタカナメモを貼っておくと安心です。
コツ2:数字の発音を練習する
料金、時間、ロッカー番号など、数字を正確に伝えることが重要。特に15と50、13と30など、聞き間違いやすい数字は要注意です。
コツ3:指差し確認を活用
口頭だけでなく、書類や画面を指差しながら説明すると、より確実に伝わります。
コツ4:確認は必ず復唱で
重要な情報(時間、料金など)は必ず復唱して確認しましょう。
コツ5:笑顔と落ち着いた態度
英語に不安があっても、笑顔と落ち着いた態度があれば、お客様は安心してくださいます。
涼仙ゴルフ倶楽部様の成功事例

涼仙ゴルフ倶楽部様では、カタカナ英会話研修によって受付スタッフが予約確認とチェックイン業務を英語でスムーズに行えるようになりました。
研修前の課題
以前は、英語での予約確認が曖昧になりがちで、当日になって「人数が違う」「時間が違う」といったトラブルが時々発生していました。
また、料金説明が不十分なために、会計時に「聞いていた金額と違う」というクレームに発展することもありました。
研修後の変化
カタカナ英会話研修で具体的な業務フレーズを学んだことで、受付スタッフは自信を持って予約内容を英語で確認できるようになりました。
特に、数字(時間・料金・人数)を正確に伝える練習を重点的に行ったことで、トラブルが激減しました。
お客様の反応
「チェックインがとてもスムーズだった」「料金も事前に明確に説明してもらえて安心できた」という声が増え、外国人のお客様からの評価が大きく向上しました。
この結果、リピーターが増加し、外国人客への売上30%増加という成果につながったのです。
まとめ:予約確認・チェックインは信頼構築の第一歩
予約確認とチェックインは、お客様との信頼関係を築く重要な第一歩です。
料金、時間、人数などの基本情報を英語で正確に伝えられることが、トラブル防止とお客様の安心につながります。
「数字の英語は難しい」と思われがちですが、カタカナで書かれた通りに読めば、必ず伝わります。涼仙ゴルフ倶楽部様の事例が証明しています。
次回は「コース案内・プレー中編」として、キャディーさんが使える実践的なフレーズをご紹介します。
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執筆者紹介

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長谷川 雄一朗
カタカナ英会話ジェッタ代表 / 株式会社JETTA代表取締役
愛知県名古屋市出身。明治大学法学部を卒業後、大手海運会社に勤務。半導体商社のベンチャー企業に転身すると同時に起業し、英会話スクール株式会社JETTAの代表取締役となる。貿易実務や海外展示会出展などの経験を活かしたBtoBの海外営業を得意とする。株式会社JETTAでは自身の経験を活かし、日本人の英語への苦手意識を改善し、自信を持って国内外で活躍できる人材の育成に務める。













