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2024.11.29
前編では、旅マエ〜旅ナカ〜旅アトに関するインバウンド販売戦略の設計部分をお伝えいたしました。後編では体験型ワークショップをフックにした、インバウンド客の訪問者数・宿泊数、消費額増加を目指すための取り組みの進め方について、お伝えいたします。
まずは、日本の現状を把握するため以下をご覧ください。
目次
「日本における訪日外国人旅行者・消費額の現状」
訪日外国人旅行者数及び訪日外国人旅行消費額については、2016年3月に策定した「明日の日本を支える観光ビジョン」において、2020年に4000万人・8兆円、2030年に6000 万人・15兆円という目標を掲げ様々な取組を進めてきた結果、2019年に訪日外国人旅行者 3188万人・訪日外国人旅行消費額は4兆8,113億円と7年連続で過去最高を更新しました。
2019年の訪日外国人(一般客)1人当たり旅行支出は対前年比3.5%増の15万8458円と 増加しましたが、うち「娯楽サービス費」の割合は一人あたり3.3%と、他国・他地域と比較して未だ低い傾向にあります。
「地方におけるコト消費のニーズ」
リピーターの増加・FIT(個人旅行)化によって訪日外国人旅行者の関心も多様化しており、 これまで団体旅行で多く見られた「モノ消費」だけでなく、他国・他地域では体験できない 新たな発見・感動体験(ドキドキ・ワクワクする興味関心事=パッション)など様々な「コト 消費」へのニーズが高まっています。
また、「コト消費」を行う訪日外国人旅行者は一般的に地方部への訪問率が高く、訪日前 に最も期待していたことが「地方型コト消費」であった訪日外国人旅行者の割合は、2014 年から2018年にかけて28.2%から34.8%と増加しており、地方訪問に繋がりやすい「コト 消費」への関心が特に高まっていることがわかります。
日本にある各地域特有の四季折々の自然、島国で培われた歴史・文化、アニメや工業等の近代文化等世界的に見てもこれらの地域資源は非常に高いポテンシャルを秘めており、日本人が気づいていないもの、日本人に人気があるとは限らないもので外国人の興味関心に刺さる地域資源を外国人目線で編集し高付加価値型の体験型観光コンテンツとして造成・磨き上げを行うことにより、訪日外国人旅行者を多く地方へ呼び込むことが可能となります。
「体験型ワークショップのミソ、設計段階の注意点」
上記の状況の中で、より選ばれるためにはコアターゲットの設定と情報発信ですが、強みとなる「いまあるコンテンツ」に磨きをかける必要があります。丸っ切り新しいコンテンツを創る必要はありません。今あるコンテンツを生かします。
そのためには、その地域が獲得したいコアターゲットの訪日外国人に訴求できるコンテンツ造成が必要です。体験型ワークショップのミソは、旅ナカへの誘客ではなく、旅マエから顧客とのコミュニケーション戦術をいかに図るか、これにかかります。
コミュニケーションとはメールや電話で個別対応するものではないです。旅マエ、旅アトを活用した旅ナカのコミュニケーションで、ここはブログにかけませんので個別にオンラインでご相談ください。
よくやりがちなのは、コンテンツを造って発信したが全く集客できなかったというオチです。足りないのは認知獲得の観点です。集客をいきなりするのは近道のようで遅道です。
それでは、どうすれば良いのか。例えば、体験型ワークショップの観点で地域コンテンツを作り、地域ぐるみで情報発信する仕組みとなります。そのためには、ワークショップの進め方、プロジェクト推進のプレーヤーを創る必要があります。訪日外国人の勘所がわかっていて、OTAなども手掛ける代表の長谷川雄一朗が、その部分についてお伝えできます。
「体験×口コミで売上アップ!訪日客の旅アト消費対策」、旅ナカ対策の「カタカナ接客英会話」英語が苦手な従業員さまにも接客英会話研修
地域で成功するコンテンツには、共通する観点があります。行政機関や商工会議所、民間企業のインバウンド経営戦略、インバウンド販売戦略セミナーから対応できる株式会社JETTAにお任せください。
例えば、「体験×口コミで売上アップ!訪日客の旅アト消費対策」など、
コンテンツ造成や体験型ワークショップに取り組む前に、以下のセミナーも可能です。
講座内容——————————————————————–
・インバウンド市場の現状と展望
・体験価値の拡散による観光経済の拡大
・オンラインとオフラインを繋ぐ消費者行動の設計
・口コミの力を活かした体験型観光の可能性
・口コミ戦略の基本と実践、口コミを生む体験設計とその拡散方法
・体験を通じた観光客とのエンゲージメント強化
・旅アト消費を促進するオンライン販売やフォローアップ施策
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是非ともご参考にしてください。旅ナカ対策では、「カタカナ接客英会話」で、外国人とのリアルな会話で、CS(カスタマーサービス)向上も目指せて、英語が苦手な従業員さまにも接客英会話研修が可能です。